日本宗教学会第76回学術大会特別セッション「大学制度から近代日本の宗教研究を再考する」

2017年9月15-17日に開催される日本宗教学会第76回学術大会(会場:東京大学本郷キャンパス)におきまして、日本宗教研究諸学会連合が特別セッションを共催いたします。

特別セッション
「大学制度から近代日本の宗教研究を再考する Reconsidering Religious Studies in Modern Japan in Light of the Institutionalization of Universities」

アメリカ・ミシガン大学の増澤知子先生をコメンテータにお招きし、『近代日本の大学と宗教』(2014年)『戦時日本の大学と宗教』(2017年)を出版した若手研究者等による特別セッションを行います。
発表と司会・ディスカッションは英語で行われますが、日本語のレジュメ、部分通訳が用意されます。
There will be a special session on the history of religious studies in Japan on Sept. 16, during the annual meeting of the Japanese Association for Religious Studies.

※宗教研究諸学会連合加盟学会の会員の皆様は、このセッションには大会参加費無料で聴講していただけます。当日、受付にてお申込みください。
なお、15日(金)には14時半より、増澤先生を中心とした公開シンポジウム「歴史のなかの大学と宗教研究」を開催します。こちらも参加費無料、事前申し込み不要です。
詳細は日本宗教学会第76回学術大会の公式ホームページにて後日公開予定のプログラムをご覧ください。
(公式ホームページのリンクは以下から)
http://jpars.org/annual_conference/

セッションの詳細は下記よりご確認ください。
日時・開催場所:
2017年9月16日(土)14:00-16:00
東京大学本郷キャンパス法文2号館1階113教室

パネリスト:
コメンテータ
増澤知子(ミシガン大学教授)
東京都生まれ。国際基督教大学卒業(1975年)後、イェール大学で修士号(宗教哲学、1979年)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で博士号(宗教学、1985年)を取得。グッゲンハイム財団フェロー、プリンストン高等研究所会員。
ヨーロッパ思想史を専門とし、なかでも近代の宗教言説、人文科学の歴史に関心がある。最新の研究成果として、19世紀の大学改革運動において宗教と世俗の領域がどのように立ち上がったかを論じたモノグラフを刊行予定(Making of the Academic Secular: the University Reform Movements in the Nineteenth Century)。著書に、In Search of Dreamtime: the Quest for the Origin of Religion, 1993(『夢の時を求めて』中村圭志訳、玉川大学出版部)、The Invention of World Religions: Or, How European Universalism Was Preserved in the Language of Pluralism, 2005(『世界宗教の発明』中村圭志訳、みすず書房)。他に、近年の論文として、“The Bible as Literature?—Note on a Litigious Ferment of the Concept,” 2013、“Striating Difference: from ‘Ceremonies and Customs’ to World Religions,” 2014。

司会
藤原聖子(東京大学教授)

発表者1
江島尚俊(田園調布学園大学助教)
発表題目「学問制度の近代化と宗教研究―国家による制度構築の視点から―
Academic Modernization without Secularization: The State’s Management of Religious Studies and Its Historical Consequences」

発表者2
小柳敦史(北海学園大学准教授)
発表題目「帝国大学における「神学」―波多野精一による基督教学の構想―
“Theology” for an Imperial University?: Seiichi Hatano’s Plan for Christian Studies at Kyoto Imperial University」

発表者3
ヴィクトリア・モントローズ(南カリフォルニア大学大学院博士課程)
発表題目「明治時代の仏教系高等教育機関における僧侶養成課程―比較分析―
Clerical Curricula in Meiji Period Buddhist Higher Education Institutions: A Comparative Analysis」

発表者4
松野智章(東洋大学非常勤講師)
発表題目「哲学化する宗教思想―学問的に宗教はどのように翻訳されたか?―
Philosophizing Religious Thought: How Religious Concepts Were Translated in Pursuit of Academic Recognition」

公開シンポジウム「知の受容と創造―思想間の葛藤と対話をめぐって―」開催報告

公開シンポジウム「知の受容と創造―思想間の葛藤と対話をめぐって―」開催報告

12月10日(土)に学術会議講堂にて開催された、本諸学会連合共催シンポジウムには、約80名の方にご参加いただきました。

御礼を申し上げますとともに、当日の発表・コメントをここに掲載します(発表タイトルをクリックしていただくとpdfファイルが現れます)。

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報告1   藤田正勝(京都大学大学院総合生存学館特定教授)
「「思想間の対話」とは何か、それはなぜ必要か」
報告2   小田淑子(日本学術会議連携会員、関西大学文学部教授)
「イスラームから日本的宗教を問う」
報告3   小倉紀蔵(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
「日本と韓国の哲学的対話の可能性」
報告4   田辺明生(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「近代民主主義の基盤としての霊性と異端―ポストコロニアル・インドの課題とユニバーサル・ヒストリー―」

中島隆博(日本学術会議連携会員、東京大学東洋文化研究所教授) コメント

小島毅(日本学術会議連携会員、東京大学大学院人文社会系研究科教授) 閉会挨拶

 

公開シンポジウム「知の受容と創造―思想間の葛藤と対話をめぐって―」開催のおしらせ

公開シンポジウム「知の受容と創造―思想間の葛藤と対話をめぐって―」

〈日時〉 12月10日(土) 13:30~17:00
〈会場〉 日本学術会議講堂  (東京メトロ千代田線「乃木坂」駅5出口徒歩1分)
※主催:日本学術会議哲学委員会、共催:日本哲学系諸学会連合・日本宗教研究諸学会連合

〈開催趣旨〉
異なる歴史・文化を背景に持つ「外なる知」と出会い、それを学ぼうとするとき、様々なことが起こります。ときには対話、ときには対決、葛藤、反省、自己変容。異なる知の受容は、同時にすぐれて創造的かつダイナミックな作業でもあります。
文明間の対話の重要性が叫ばれています。しかし、対話するそれぞれ不動なものと前提されてはいないでしょうか。すでに自明の「何々」同士が、相手に対する理解と寛容さをどのように発揮するかという具合に。しかし、こうした見方は、知の出会いのダイナミズムを忘れています。おそらく文明間の対話は、対話するそれぞれの文明がどのように自己を変容させるかという観点を抜きには生じ得ないでしょう。このシンポジウムでは、異なる宗教・思想・哲学間の出会いと相互作用を探求してきた研究者、まさに自分自身がそのような出会いの只中にいる研究者が、「異なる知と出会う」とはいかなることであるべきかを議論します。

〈プログラム〉
司会    岡田真美子(日本学術会議会員、哲学委員会副委員長、中村元記念館東洋思想文化研究所研究員)
開会挨拶 戸田山和久(日本学術会議会員、哲学委員会委員長、名古屋大学大学院情報科学研究科教授)

報告
報告1   藤田正勝(京都大学大学院総合生存学館特定教授)
「「思想間の対話」とは何か、それはなぜ必要か」
報告2   小田淑子(日本学術会議連携会員、関西大学文学部教授)
「イスラームから日本的宗教を問う」
報告3   小倉紀蔵(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
「日本と韓国の哲学的対話の可能性」
報告4   田辺明生(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「近代民主主義の基盤としての霊性と異端―ポストコロニアル・インドの課題とユニバーサル・ヒストリー―」

ディスカッサント    中島隆博(日本学術会議連携会員、東京大学東洋文化研究所教授)

閉会挨拶  小島毅(日本学術会議連携会員、東京大学大学院人文社会系研究科教授)

※予約不要・入場無料
お問い合わせ: 日本宗教研究諸学会連合事務局 jfssr20084☆gmail.com (☆を@にかえてご送信ください)

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