2023年公開シンポジウム「AI時代における哲学・美学・倫理学・宗教学」

日本学術会議哲学委員会主催公開シンポジウム
「AI時代における哲学・美学・倫理学・宗教学」
共催:日本哲学系諸学会連合、日本宗教研究諸学会連合

日時:2023年11月25日(土)13:30~17:00
会場:オンライン開催(要事前予約)
参加申し込みは次のURLから(参加申込締切:2023年11月24日(金)正午)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSde9FqaxKTMHOHMsnJAKOeaoWpin2mIOgp8qyvhlUn8BNiEvA/viewform?usp=sf_link
参加申込をいただいた方には前日までに、当日の参加用URLをメールでお送りします。

【追記】参加をお申し込みいただいた皆様にご案内のメールをお送りしました。お手元にメールが届いていない場合は、日本宗教研究諸学会連合(office.jfssr2008@gmail.com)までご連絡ください。

開催趣旨:
ChatGPTをはじめとする人工知能(Artificial Intelligence, AI)技術の急速な発展が多方面にもたらすであろう影響が、脅威と期待をもって日々語られている。哲学・美学・倫理学・宗教学といった哲学系諸分野は、昨今のAI技術の急速な発展をどのように受け止めればよいのだろうか。人文学の研究にデジタル・テクノロジーを活用する「デジタル・ヒューマニティーズ」が注目を集めているように、AI技術は哲学系諸分野の研究手法に革新をもたらし、あらたな知見をもたらすことが期待される。しかし、画像生成AIを例にとれば、新たな表現を生み出す可能性と同時に、著作権などさまざまな権利を不当に侵害することへの危惧も指摘されている。哲学研究のあり方も、AI技術の発展によって根底から大きく変容を迫られる可能性も否定できない。しかし同時に、哲学・美学・倫理学・宗教学といった学問は、AI技術が急速に発展するなかでこそ、その真価を発揮し、AI技術の発展がもたらす意味を理解し把握しようとするものでもあるだろう。
本シンポジウムでは、AI技術の発展が哲学系諸分野にどのような影響をもたらすのかを、多面的に検討すると同時に、AI技術に対して哲学系諸分野がどのようにアプローチできるかについて幅広い視点から議論したい。

司会:中村征樹(日本学術会議第一部会員、哲学委員会幹事、大阪大学全学教育推進機構教授)

13:30 開会挨拶 
吉水千鶴子(日本学術会議第一部会員、哲学委員会副委員長、筑波大学人文社会系教授)

13:40 報告1 AIにおける公平性
上田修功(日本学術会議連携会員、理化学研究所革新知能統合研究センター副センター長、NTTコミュニケーション科学基礎研究所リサーチプロフェッサー(客員フェロー))

14:00 報告2 AI時代の自律と依存
伊藤亜紗(日本学術会議連携会員、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)

14:20 報告3 AI時代の宗教と宗教学
藤原聖子(日本学術会議連携会員、東京大学大学院人文社会系研究科教授)

14:40 報告4 人工知能とバーチャルビーイング
佐久間洋司(大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程、2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会ディレクター)

15:00 休憩

15:15 コメント
戸田山和久(日本学術会議連携会員、大学改革支援・学位授与機構教授)
成田玲央奈(大阪大学大学院人文学研究科博士後期課程)

15:45 ディスカッション

16:50 閉会挨拶
吉岡洋(日本学術会議第一部会員、哲学委員会前委員長、京都芸術大学文明哲学研究所教授)

お問い合わせ 日本宗教研究諸学会連合事務局 office.jfssr2008@gmail.com

シンポジウムのポスター(PDF)はこちらのリンクからダウンロードできます。

日本学術会議シンポジウム2023ポスター_05OLweb