2019年公開シンポジウム「世界哲学の可能性」

日本学術会議哲学委員会主催公開シンポジウム
「世界哲学の可能性」
共催:日本哲学系諸学会連合、日本宗教研究諸学会連合

日時:2019年11月30日(土)13:30~17:00
会場:日本学術会議講堂

開催趣旨:
「哲学」の営みはこれまで、古代ギリシアに始まる「西洋哲学・倫理学」を中心に理解され、それとは別に「中国哲学」「インド哲学・仏教学」「日本哲学・思想史」「宗教学・比較思想」などが研究されてきました。近年そういった分断された枠組みを超えた「世界哲学」の構築が話題となっており、異なる文化伝統が並存する日本ならではの役割が期待されています。果たして人間に普遍的な哲学は存在するのか。世界という視点から実践する哲学が、独自の諸伝統を排除することはないのか。こういった基本問題を、各分野の代表的論者が集って話し合う、学術会議ならではのシンポジウムを意図しています。

司会:納富信留(日本学術会議連携会員、東京大学大学院人文社会系研究科教授)
上原麻有子(日本学術会議連携会員、京都大学大学院文学研究科教授)

13:30-13:40
開会挨拶:戸田山和久(日本学術会議第一部会員、名古屋大学大学院情報科学研究科教授)
13:40-13:50
趣旨説明(司会:納富信留)

13:50-14:10
報告1 日本哲学・宗教学「日本の思想伝統のもとで哲学するということ」
氣多雅子(日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授)

14:10-14:30
報告2 仏教学「仏教から哲学を再構築する」
末木文美士(国際日本文化研究センター名誉教授)

14:30-14:50
報告3 現代哲学・芸術論「世界哲学と芸術の未来」
永井由佳里(日本学術会議連携会員、北陸先端科学技術大学院大学 理事・副学長)

14:50-15:05 休憩

15:05-15:20
コメント1  西洋哲学 河野哲也(日本学術会議連携会員、立教大学文学部教授)
15:20-15:35
コメント2  中国哲学 中島隆博(日本学術会議連携会員、東京大学東洋文化研究所教授)
15:35-15:50
コメント3 イスラーム哲学 小林春夫(東京学芸大学教育学部教授)

15:50-16:40
ディスカッション
16:40-17:50
議論のまとめ(司会:上原麻有子)

16:50-17:00
閉会挨拶:藤原 聖子(日本学術会議第一部会員、東京大学大学院人文社会系研究科教授)

シンポジウムのポスター(PDF)は下記のリンクからダウンロードできます
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