平成26年12月6日公開シンポジウム「グローバル人文学の可能性と課題」

公開シンポジウム「グローバル人文学の可能性と課題」

  • 主催:日本学術会議哲学委員会
  • 共催:日本哲学系諸学会連合、日本宗教研究諸学会連合
  • 日時:平成26年12月6日(土)13:30~17:00
  • 場所:日本学術会議講堂

 

<開催趣旨>

日本の学術のグローバル化(国際交流、国際発信)を考えるとき、自然科学分野に比べて、人文社会科学分野が著しく立ち遅れていることは否めない。そこには「言語の壁」が立ちはだかっており、翻訳を進め相互理解を深めるに際しては、各地域の文化や文明が形作るコンテクストが見えないハードルとなっているからである。本シンポジウムでは、ナショナリズムとコスモポリタニズムの対立などグローバル化にまつわる理念的問題を論ずるとともに、国際発信のための具体的方策(英語を中心とした「翻訳センター」の設立)を提案することによって、未来形の人文社会科学を考える貴重な機会としたい。

 

司会: 野家啓一(日本学術会議連携会員、東北大学総長特命教授)

開会挨拶: 岡田真美子(日本学術会議第一部会員、哲学委員会副委員長、中村元記念館東洋思想文化研究所研究員)

報告者: 西村清和(日本学術会議第一部会員、國學院大学文学部教授)

後藤和子(摂南大学経済学部教授)

チャールズ・ミュラー(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

林 永強(東京大学大学院総合文化研究科特任准教授)

コメンテーター: 下田正弘(日本学術会議連携会員、東京大学大学院人文社会系研究科教授)

上原麻有子(京都大学大学院文学研究科教授)

閉会挨拶: 藤原聖子(日本学術会議第一部会員、東京大学大学院人文社会系研究科准教授)

26年度学術会議哲学委員会シンポジウム