2008年9月15日シンポジウム「「宗教的情操教育」をめぐる諸問題」開催

シンポジウム「「宗教的情操教育」をめぐる諸問題」
開催概要

1.主 催 日本学術会議 哲学委員会哲学・倫理・宗教教育分科会
日本宗教学会
後 援 日本宗教研究諸学会連合
2.日 時 平成20年9月15日(月・祝) 9:00~11:00
3.場 所 筑波大学筑波キャンパス 第一エリアC棟2階 1C210教室
(茨城県つくば市天王台1-1-1)
4.次 第

開催趣旨
宗教教育を問題にする際に、宗派教育、宗教知識教育、宗教的情操教育という三つのカテゴリーに分けて考えるのが通例となっているが、このうち最も厄介な問題をはらみ、最も議論を呼ぶのが宗教的情操教育である。宗教情操教育をめぐる議論は現在行き詰まりの状態にあり、タブー視される場合すらあるように見受けられるが、宗教教育の核心をなす部分であり、棚上げにしたままでいることはできない。グローバル化が進行し、社会が大きく変化するなかで、このカテゴリーが妥当であるのか、議論をタブー視させているものは何なのか等、原理的なところから議論を始めてみたい。
司会:宮家 準(慶応義塾大学名誉教授、国学院大学講師、日本学術会議連携会員)

講 演
1) 氣多雅子(京都大学教授、日本学術会議会員)
「宗教学の立場から「宗教的情操教育」を考える」
2) 葛西康徳(大妻女子大学教授、日本学術会議連携会員)
「「宗教的情操を考えるいくつかの視点―古代ギリシアとの比較―」
3) 岩田文昭(大阪教育大学教授)
「道徳教育における宗教的情操概念の変質と実態」
4) 土屋 博(北海学園大学教授、日本学術会議連携会員)
「情操と知識の間」
コメンテータ:桂 紹隆(龍谷大学教授、日本学術会議連携会員)